お風呂場に観葉植物を
お風呂に観葉植物を置く事で「インドアガーデン」を楽しむ人が増えてきました。
それは、お風呂という癒しの空間に、更に観葉植物をプラスすることでより一層ステキなバスタイムを過ごす事ができるのと同時に、本来無機質な浴槽にアクセントとしての観葉植物があることで温かみや清潔感が生まれるため、人気が高まっているのです。
また、風水の面でもお風呂場にグリーンを飾ることは良いこととされています。
お風呂に観葉植物を置くときの注意点とは?
では、お風呂に観葉植物を置くときの注意点とは一体どのようなものがあるでしょうか?
お風呂場は私たち人間にはあまり解りませんが、植物にとってはかなり過酷な環境といえます。
入浴時とそれ以外の時の温度差が非常に激しく、また一年を通して多湿です。更に窓からの日光が少なかったり、場合によっては窓が無いため全く日光が入らない浴室もありますね。
つまり、植物ならば何でもお風呂場で育てることが出来るという訳ではないのです。
また、湿度が高いため鉢植えの土の表面がカビる場合や、根が高湿のために呼吸できなくなり根腐りを起こして枯れてしまう場合もあります。
けれど、難しそうだと諦める事はありません!
そんな厳しい環境の中でもスクスク育つ観葉植物があるのです。
お風呂に観葉植物を置いてみよう!
◆アイビー◆ |
観葉植物をお風呂場に置く時は、お風呂のタイプを見極めましょう。
窓が無い浴室に向いているのは「アイビー」や、「プレクトランサス」などが挙げられます。
これらは日光をあまり必要としない植物であり、水栽培が出来るほど根が水に強いため根腐りの心配もあまりありません。
また、茎がどんどん伸びて長くなるので、ハンギングと呼ばれる吊り下げ型の鉢を天井などからぶら下げるのもかわいいですよ。
◆シンゴニューム◆ |
次に窓があり有る程度日光が入る環境であるならば、
「シンゴニューム」がオススメです。
アイビーよりも葉が大きく個性的な形なのでボリュームもあり、初心者でも簡単に育てられる心強い植物です。
また鉢植えの土がカビてしまうほど常に多湿のお風呂場の場合は、土を使わずに栽培するハイドロカルチャーでの栽培が出来る植物を選びましょう。
ハイドロカルチャーとは5ミリ程度の球状に固められた土で、ホームセンターなどで簡単に入手できます。
このハイドロカルチャーの特徴は、水やりしても鉢から土が流れてきてお風呂場を汚す事が無いことと、滅菌されている用土のため衛生的で、球状であるため根が湿気で根腐りになることが殆どないことです。
◆ポトス◆ |
この方法での栽培に向いているのは
「ドラセナ」や「ポトス」があげられます。
中でもポトスは非常に丈夫で、伸びてきた茎を適度にカットし、土に差しておくと根が出てきて新しい株になります。増やすことも簡単ですし、お風呂場以外にもどんどん置けますね。
これらの植物はどれも緑色の葉の中に「ふ」と呼ばれる白い模様があり、一枚たりとも同じ葉が無いため、非常に可愛らしいものです。
それでも緑色だけでは寂しいなぁと思う方は鉢を工夫してみましょう。キレイな色の鉢を使ったり、鉢上の表面に100円ショップなどで販売しているタイルを貼り付けるなどすると華やかになります。
お風呂場の観葉植物がうまく育たない人は・・
観葉植物の中でも丈夫な種類を買ってきてもうまく行かないという人や、日々の世話・子供が観葉植物を触ってしまうなどの事情が有る方も居ると思います。
その場合は思い切って切花や人工植物を置いてみましょう。
◆光触媒観葉植物モンステラミニ◆ |
切花は植物の寿命は短いですが、その日の気分に合わせて好きな色の花や植物を選んでお風呂に飾れるという特徴があります。また、花屋に行くと4〜5本の花を小さなブーケにして200円〜400円程度で販売していますのでお気に入りのコップやワイングラスなどに飾ってリッチなバスタイムを過ごす事ができます。
人工植物は鉢植えでは手入れの困難な植物でもお風呂場に簡単に飾ることが出来ます。また植物の世話をする必要が無く、お風呂場を汚す心配が全く無い点にメリットがあります。
最近では光触媒人工観葉植物と呼ばれる、日光や蛍光灯の光に反応し消臭・除菌効果を発揮するものも売られていますので、衛生面の気になる浴室にはぴったりの商品といえますね。
このように、お風呂場に観葉植物を飾ることは決して難しいことではありません。
究極の癒しスポットを目指し、アナタも是非トライしてみましょう!